先週の日曜日は情報処理技術者試験の日。
今年の春に久しぶりに受験した試験(ITサービスマネージャ)は予想通りの結果で、午後Ⅰまでは通過しましたが、午後Ⅱの論文で撃沈(C判定)でした。
しかしながら少しずつ勉強の勘が戻ってきたので、間隔を空けないよう秋はシステム監査技術者を受けることにしました。
システム監査技術者はITストラテジストと並んで、最難関と言われる区分です。
少し前まではシステム監査なんて、自分とはまったく無縁の世界だと思っていましたが、年齢とともに必要になる知識も変わってくるものですね。
システムの運用や変更にまつわる監査などもあり、ITサービスマネージャとも関連性が比較的強そうだったのもこの区分を選んだ理由です。
私が情報処理技術者試験に取り組み始めたのは第二種や第一種と呼ばれていた頃からですが、そこからネットワークスペシャリストや情報セキュリティスペシャリストなどスペシャリスト系の資格を取得し、今はITサービスマネージャやシステム監査技術者などマネジメント系の論文試験に挑戦しています。
情報処理技術者試験は、自分の成長やステージに合わせていつも一つの指針を与えてくれました。日本にこの試験制度があって良かったと感謝しています。
とはいえ、今まであまり馴染のなかった区分だけにやっつけ感が強かったのですが、受けなければ始まらないという気持ちで受験してきました。
会場は横浜駅近くの相鉄岩崎学園ビル(横浜西口2号館)です。
午前Ⅰ
春試験で通過していたので免除でした。
午前Ⅱ
午前対策がⅡに集中できたので助かりました。
まずは翔泳社の情報処理教科書 システム監査技術者を読んで出題範囲の知識をおさえ、午前Ⅱの練習問題(過去問)を解きました。コンパクトにまとまっていて使いやすかったです。
その後、(昨年の過去問からは出題されないので)一昨年の過去問から遡って5年分を解き、間違えた問題と解説をWordファイルにまとめました。あとはそれを試験前日にさらっと確認しただけです。
正答率は19/25で76.0%。思ったより間違いが多かったですが、足切りラインが60%なので問題なく通過です。
午後Ⅰ
こちらも翔泳社の情報処理教科書 システム監査技術者を中心に取り組みました。
まずは午後Ⅰの練習問題(過去問)と解説を読み、解答のポイントと目の付け所を学びました。
午後Ⅰは問題文から聞かれていることを抜き出して、うまくまとめれば解答が作れることが多いです。書籍に載っている問題以外も読者特典でダウンロードできるPDFファイルを使ってひとつでも多くの問題を解くようにしました。
監査の事例に近いものが出題されているので、この部分が自分にとっては一番勉強になりました。
解答がまだ公表されていませんが、なんとか通過しているんじゃないかと思います。
午後Ⅱ
対策に使ったのはやはり翔泳社の情報処理教科書 システム監査技術者と、情報処理教科書 高度試験午後II論述 春期・秋期 第2版です。
情報処理教科書 高度試験午後II論述 春期・秋期 第2版は春試験のときに購入していたのですが、論文試験全区分に対応しているので重宝しています。
春のときの反省を活かし、「あなたが携わったシステム監査、システム利用又はシステム開発・運用業務の概要」の質問項目と、それにマッチする設問アの自分が携わった情報システムの事例は作文した状態で臨みました。
午後Ⅱはここ数年目新しい出題内容が続いていたのですが、今年は問1が「情報システムの個別監査計画と監査手続について」、問2が「システム障害管理態勢に関する監査について」で、出題自体は割とオーソドックスな感じでしたが、やはり経験不足は否めず設問イとウはあまり書けずに終わりました。
まぁ、この辺りが今の自分の限界なんだと思います。
設問アの800字は事前に用意できるとして、設問イとウを合わせて約2,000字を出題された内容に合わせてその場で考え、迷いなく書き切る力が今の自分にはありません。
限界を知ることが出来ただけでも受験した価値はありますので、来年またチャレンジしたいと思います。
来春はITサービスマネージャに再チャレンジするか、一度ITストラテジストを受けてみるのも有りかなー。
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