昨日は久しぶりに情報処理技術者試験を受けてきました。試験会場は戸塚にある明治学院大学の横浜キャンパス。雨の中、受験された皆様お疲れ様でした。
随分前に受かった第一種情報処理技術者からの取り直しで応用情報技術者を受けたのですが、午前問題で時間切れのため解けずに悔しい思いをしたのが以下の問題。
ビット誤り率が10%の伝送路を使ってビットデータを送る。誤り率を改善するために,送信側は元データの各ビットを3回ずつ連続して送信し,受信側は多数決をとって元データを復元する処理を行う。このとき,復元されたデータのビット誤り率はおよそ何%か。ここで,伝送路におけるビットデータの増減や,同期方法については考慮しないものとする。
ア 1.0、 イ 2.8、 ウ 3.1、 エ 3.3
(応用情報技術者試験 H25秋 午前 問33)
3回送信して多数決で復元するから、誤った情報を受け取るのは
・3回とも誤っている場合: 0.1^3 = 0.001
・2回が誤りで1回が正しい場合(3パターン): 0.1^2 * (1-0.1) * 3 = 0.027
だから、0.001 + 0.027 = 0.028 = 2.8%
よって、正解はイ。
なんだ、落ち着いて解けば簡単じゃないか (^^;
午前は正解率91.25%で無事通過。久しぶりに長時間にわたって頭をフル回転させたので良い刺激になりました。やっぱり、日頃から頭を鍛えとかないと駄目ですねー。
ちなみに、勉強には知り合いの平野正喜(@maurundog)さんが書かれた2013年版 応用情報技術者標準教科書を使いました。
この本の良いところ:
- 新制度になってから出た本なので、ソフトウェア開発技術者試験だった頃の出題傾向を引きずっていない。昔からある本は、今となってはほとんど出ない内容をページ数割いて説明しているのが多い。
- 基本情報技術者までの知識と、応用情報技術者からの知識を分けて書いてあるので、この順でステップアップして受験される方には説明がくどくなくて読みやすい。
あとは、略語のスペルもページの下部にちゃんと書いてあるし、巻末にある過去問の章別対応表も便利です。どちらかというと初心者向けというよりは玄人受けする作りだと思いますが、執筆方針に納得できる方にはお勧めです。正誤表と補足はこちらから。
2013年版 応用情報技術者標準教科書 平野 正喜 |
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さて、午後問題は問1(経営戦略)、問3(システムアーキテクチャ)、問4(ネットワーク)、問5(データベース)、問7(情報システム開発)、問8(情報セキュリティ)を選択しました。問7はファンクションポイントの計算で時間切れになりましたが、他はまずまずの出来。 ←ITECの解答速報で自己採点した結果、幻想だと分かりました (^^;
【2013.10.21追記】 午後問題のITECの解答速報が掲載されました。
TACと大原も明日の夕方には掲載されるようです。
【2014.04.21追記】 書くのを忘れていましたが、無事合格できました (^O^)/
まだ午後問題は解答が公開されていませんが、無事合格していたら来春は情報セキュリティスペシャリストを受けてみようかなと思っています。ちょうど、マスタリングTCP/IP 情報セキュリティ編が発売されたし、腰が重いのでこの勢いを大事にしなければ (^^;;
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あと試験の内容とは関係ありませんが、iPhoneの電源ボタンが調子悪くて、試験前に電源が切れず焦りました。
【Yahoo!知恵袋】iPhoneで電源ボタンを使わずに電源を落とす方法はありませんか? を参考に、AssistiveTouchを使って何とか切れたんですが、電源を入れる方法を読んでなかったので、試験が終わってから再度焦ったという (^^;
iPhoneはauショップで修理出来ないから放置していましたが、そろそろ直さなきゃ駄目かな。
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