Windows 11が一度で起動しない問題の解決法

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こんにちは、lizard.kです。
先日、自宅のパソコンにもWindows UpdateでWindows 11が降ってきました。

ただ、アップグレード自体はうまくいったのですが、Windows 11にしてから一度で起動しないようになってしまったんですね。
どんな状況かというと、起動するとマザーボードメーカーのロゴが出るところまで行くんですが、そこで一回電源が落ちてしまいます。

そこでもう一度電源を入れると、ちゃんと起動します。
スリープや再起移動とか、シャットダウンした時以外は一度で起動します。

先に結論を書いておくと、Windowsの高速スタートアップが原因で、設定を変えることで直りました。

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それまでの経緯、Ryzenに関わるあれこれ

そもそも私の使っているCPUは第一世代のRyzen(Zen アーキテクチャー)である、Ryzen 7 1700(Summit Ridge)でした。

Windows 11に対応しているのは、その後に発売された第二世代のRyzen(Zen+ アーキテクチャー)からです。この機会にPCを組みなおすことも考えましたが、スマホやタブレットを買い替える予定だったのであまりお金をかけたくありません。

無理やり非対応のPCにインストールすることも出来そうでしたが、今使っているマザーボードは第三世代のRyzenまで対応しています。CPUさえ入れ替えれば安く抑えることが出来そうでした。

幸いメルカリでRyzen 7 2700(Pinnacle Ridge)が安く売られているのを見つけ、交換後に今使っているRyzen 7 1700を売却することで差額5,000円くらいでWindows 11対応にすることが出来ました。

性能アップは10%くらいだったので、それだけを考えると費用対効果は微妙ですが、こうやってちょこちょこパーツを入れ替えながら延命できるのは自作PCの良いところですね。

さて、これであとはWindows 11を待つだけと思っていたら、RyzenなどAMD製CPUの性能低下問題が報じられました。

ただ、10/22にはKB5006746 (OS ビルド 22000.282) の修正と、AMD Chipset Driver v3.10.08.506をインストールすることで解決の目途が立ち、しばらく様子をみていましたが問題無さそうなのでWindows Updateが来た時点でWindows 11にアップグレードしようと思っていた次第です。

一度で起動しない問題

そんな訳でしたから、一度で起動しない問題が発生したときにまずはRyzenを疑いました。

AMDからは性能低下を改善するために電源プランを「AMD Ryzen Balanced」にすることが推奨されていましたが、これを普通の「バランス」にしてみたけれど改善せず。

AMD Chipset Driver v3.10.08.506をいったんアンインストールしてみても改善せず。

そうこうしているうちにググって以下のブログを見つけ、試してみるとこれが正解でした。
直接Ryzenとは関係ないみたい。find366さん、ありがとうございました。

高速スタートアップを無効にする手順

まずはWindowsボタンの隣にある検索ボタンでコントロールパネルを検索して起動します。

次に「システムとセキュリティ」→「電源オプション」から、「電源プランの選択またはカスタマイズ」に入りいます。

左側の「電源ボタンの動作を選択する」をクリック

「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック

「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外し、「変更の保存」ボタンをクリックするだけです。

高速スタートアップはWindowsの終了時にメモリーやCPUの状態を保持することによってWindows の起動を高速化する機能みたいですが、うちのPCが古いためか相性が悪いようです。

記憶が定かではないのですが、もしかしたらWindows 10のときにも同様の問題が発生して無効にしていた高速スタートアップが、Windows 11にしたことで有効に戻ってしまったのかもしれません。

Windows 11で動くか心配していたTMPGEnc Video Mastering Works 5も無事に使えました。互換性はそこまで心配しなくてもいいのかも。

 

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