H67でSandy Bridgeの内蔵グラフィックと単体ビデオカードを共存させる

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普段は単体のビデオカードを使い、Quick Sync Video(以下QSV)を使ってエンコードするときだけオンボードグラフィックを使いたいと考える方は多いのではないでしょうか。
かくいう私もそうなのですが、いちいち切り替えずに済む方法は無いものかと、あれこれ試行錯誤したので簡単にまとめておきます。
使用したマザーボードはASRock H67DE3、CPUはCore i7-2600、OSはWindows 7です。

まず、内蔵グラフィックと単体ビデオカードを両方ともモニターに接続しておきます。うちの場合は2系統接続できるモニターのD-Sub端子をマザーボードの内蔵グラフィック側に、DVI-D端子を単体ビデオカード側に繋いでいます。両方繋いでおかないと共存出来ないようなので注意してください。またどちらもドライバーを入れて使えるようにしておくのをお忘れなく。

次にUEFIからIGD Multi-Monitorの設定をEnabledにします。項目名はASRockの場合なので、他メーカーの場合は似たような名前を探してみてください(笑)
Primary Graphics AdapterOnboard(内蔵グラフィックス)、PCI Express(単体ビデオカード)のどちらでもOKですが、単体ビデオカード側にしておいた方が切り替えの面倒が少ないと思います。TMPGEnc Video Mastering Works 5(以下TVMW5)の初期バージョンでは内蔵グラフィックをプライマリにしないと上手くいかなかったようですが、最新バージョンは問題ありません。

ここまでで、デバイスマネージャから両方とも認識されているのが確認出来ればOKです。

どちらの画面を使うかはデスクトップ上で右クリックし、画面の解像度から変更できます(1番と書かれているのがプライマリ側)。単体ビデオカードがメインディスプレイになっているか確認しましょう(どちらか分からないときは、右クリックしてプロパティで調べられます)。
メインにしたい方を選び、これをメインディスプレイにするにチェックを入れ、適用ボタンをクリックします。複数のディスプレイのところは表示画面を拡張するにしておきましょう。

これで普段は単体ビデオカードを使いながらQSVも使えるようになっているはずです。

TVMW5であれば、出力フォーマット選択からMP4(AVC)ファイル出力を指定し、映像エンコーダIntel Media SDK Hardwareを選べばOKです。

MediaEspresso 6.5の場合は、左上のボタンから設定画面に入ります。「Intel Quick Sync Videoが検出されました」と表示されるので、ハードウェア エンコーディングとデコーディングを有効にするチェックが両方入っていることを確認し、高速変換か高画質を選びます。

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