ラファエル前派の軌跡展を三菱一号館美術館で観てきた

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こんにちは、lizard.kです。
ゴールデンウィークが始まりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。世間では10連休と騒がれていますが、私はなぜか1日少ない9連休です(笑)

さて、そんなゴールデンウィーク初日は東京に用があったので、ついでに三菱一号館美術館で開かれているラファエル前派の軌跡展を観てきました。

私はダンテ・ゲイブリエル・ロセッティやジョン・エヴァレット・ミレイなどのラファエル前派の絵が好きで、来日するたびにちょこちょこと観に行っています。
細密な表現や、ファンタジー好きなので中世の伝説や物語をテーマにしている絵が多いところにも惹かれるんですよね。描かれている女性も美しいですし(笑)

今回は彼らに影響を与えたジョン・ラスキンの生誕200年ということで、ラスキンとの関係を軸にターナーから始まり、ロセッティやミレイ、そして第2世代のエドワード・バーン=ジョーンズやウィリアム・モリスらを辿る展示内容になっていました。
下図はこういった人間関係を説明するために会場で子供向けに配布されていたガイドですが、大人にも分かりやすくていいですね!

ラスキンについてはほとんど知らなかったので非常に勉強になりましたし、彼の絵もまとまった点数が展示されていて、緻密な素描を堪能できたのも良かったです。
《滝》や《結婚通知》などに描かれているラスキンの妻(エフィー・グレイ)が、ミレイと恋仲になってしまうエピソードなども興味深い。

ロセッティ、ミレイ、ウィリアム・ホルマン・ハントらの絵が飾られているメインの展示室は撮影可になっていたのも嬉しかったです。最近こういう一部撮影可という展示が増えてきましたね。確かにシャッター音が気にはなりましたが、こうやってブログで紹介できるのもそのお蔭です。

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ《ムネーモシューネー(記憶の女神)》

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ《祝福されし乙女》

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ《ウェヌス・ウェルティコルディア(魔性のヴィーナス)》

ジョン・エヴァレット・ミレイ《滝》

ジョン・エヴァレット・ミレイ《結婚通知ー捨てられて》

ウィリアム・ホルマン・ハント《甘美なる無為》

ここから先は撮影不可でしたが、ウィリアム・ヘンリー・ハントの有名な鳥の巣の絵が観れたのは嬉しかったし、バーン=ジョーンズも見応えがあって良かったです。

この美術館はメインの展示室の後に幾つも小さな展示室が続くので、これで終わりかなと思うとまだ続きがあったという嬉しいサプライズで満足度が高まるようになっています(笑)

今回の展示はラスキンを軸にした構成も見事で、期待以上に楽しむことが出来ました。
6月9日(日)までやっていますので、ラファエル前派の絵に興味のある方は必見です!

ゴールデンウィークでしたが、並ばずに見れたのも良かった!

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