Ryzen 7 1700のOC用に、サイズ 虎徹 MarkⅡ(SCKTT-2000)を購入したのでレビューします。
内容的には「Ryzen 7 1700をASRock AB350 Pro4でOCしてみた」の続きです。3.8GHzまではあっさり動きますが、安定稼働させるためには付属のWraith Towerクーラーだと厳しそうというのが前回の結論でした。
その後、Ryzenに対応するCPUクーラーもだいぶ揃ってきて、定番の虎徹もMarkⅡになってソケットAM4に対応したので購入することにしました。
取付方法
取り付けは簡単で、バックプレートをいじる必要がないのは助かりました。まずは、マザーボードにスペーサーを置きます。
スペーサーの上から、AM4用のマウンティングプレートをネジ止め。
CPU表面にグリス(私は付属のものを使いました)を塗って、虎徹本体をネジ止め。
ファンを取付け、配線すれば完成です。ケースは未だにANTEC SOLOを使っているのですが、ぎりぎり収まる高さ。メモリーとの干渉もありません。
冷却効果
さて、肝心の冷却効果を検証します。CPU-Z Bench、CINEBENCH R15、HandBrakeでのエンコードを順に行い、HWiNFO64で温度を計測しました。
まずは付属のWraith Towerクーラーです。定格で使う分には問題ないのですが、3.80GHzまでOCして負荷をかけ続けると80℃を超えて落ちてしまいます。
次に虎徹 MarkⅡです。アイドル状態で10℃くらい低い温度になっており、3.80GHzまでOCして負荷をかけ続けてもも70℃を少し超える辺りで留まっています。ファンの音も静かで気になりませんでした。これなら3.80GHzでも常用できそうです。
最低、最高の温度をまとめたグラフも作ってみました。付属のWraith Towerクーラーも優秀と言われていますが、虎徹 MarkⅡと比べると差は大きいことが分かります。
ついでに3.90GHzで動くか再度試してみましたが、温度が上る前にCINEBENCH R15が落ちてしまいました。やはり簡単にOC出来るのは3.80GHzまでのようです。
Ryzen 7 1700で使うなら、取付が簡単で値段も手頃な虎徹 MarkⅡはちょうど良い選択だと思いますよ!
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