『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント』が丸善から再出版

2015/08/31

「近代マーケティングの父」と呼ばれるフィリップ・コトラーが書いた有名な教科書と言えば、『マーケティング・マネジメント』。 今月の日経新聞に連載中のコトラーの『私の履歴書』でも、同書が何度か登場しています。

この本、日本ではピアソン桐原から第12版の翻訳が出版されていましたが、同社がピアソングループから離脱してしまったため入手困難になっていました。
【関連リンク】: 新生・桐原書店がスタート

ここで朗報、これら絶版になっていた書籍の一部が丸善出版より再販売されるそうです!
【関連リンク】: このたび丸善出版は、旧・ピアソン桐原より翻訳刊行されていた書籍を、一部再出版することになりました。

コトラーの著作では、『コトラーとケラーのマーケティング・マネジメント 第12版』『基本編 第3版』の他に『マーケティング入門 第4版』も再出版されます。

あとこれはピアソン桐原ではないですが、『マーケティング原理』の方も原著第14版(2002)を元に恩藏直人教授が加筆した『コトラー、アームストロング、恩藏のマーケティング原理』が3月4日に出版されるとのこと。日本では10年前に第9版の翻訳が出て以来なので、こちらもどんなものになるのか興味があります。まだ実物を見ていませんが、ページ数や価格が前の版の半分くらいに抑えられているので、マーケティング原理の抜粋+αのような構成なのでしょう。学部レベルのテキストには採用しやすくなりますね。

ちなみに、これらコトラーの著作を難易度順に易しいものから並べると、
マーケティング入門(Marketing: An Introduction)マーケティング原理(Principles of Marketing)
マーケティング・マネジメント基本編(A Framework for Marketing Management)
マーケティング・マネジメント(Marketing Management)
という順番になります。
『マーケティング・マネジメント基本編』は、邦題を見ると易しそうに感じますが、実際はマーケティング・マネジメントを教科書として採用しやすいよう抜粋し、ページ数と価格を抑えたものでレベル的には同等です(原著のタイトルを見た方が正確)。あとは、『マーケティング・マネジメント 第12版』はカラーですが、『基本編 第3版』は白黒という違いがあります。

この他に経営学/経済学の分野で主なものとしては、『クルーグマンの国際経済学』や、ジョナサン バーク、ピーター ディマーゾによる『コーポレートファイナンス』も再出版されます。

コンピューター関係も含め、ピアソン桐原からは優れた翻訳書が多数ありました。個人的には、ラブロックの『サービス・マーケティング』や、ボディの『現代ファイナンス論』、ワイルの『経済成長』なども是非出して欲しいところ。今後の丸善出版に期待しています!

【関連のある投稿】 社会人が読んでも面白い、米国の経済学教科書

 

-書籍, 経済