昨年末から今年の初めにかけて読んだ本をまとめてみました。
【マーケティング関係】
アドボカシー・マーケティング 顧客主導の時代に信頼される企業
アドボカシー・マーケティング 顧客主導の時代に信頼される企業 (ウォートン経営戦略シリーズ) グレン・アーバン スカイライトコンサルティング |
英治出版 2006-11-14
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プッシュ・プル型の従来のマーケティング手法から、正直に情報を公開し顧客支援に力点を置いたアドボカシー・マーケティングへの転換を説いた本。原著が書かれたのが2005年というのがミソで、今ならSNSの活用法になってしまいそうな内容を、もっと普遍的な形で体系化しています。サービス業においても参考になる内容でした。
顧客の信頼を勝ちとる18の法則-アドボカシー・マーケティング-
顧客の信頼を勝ちとる18の法則-アドボカシー・マーケティング- 山岡 隆志 |
日本経済新聞出版社 2009-09-19
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一つ前の本の訳者が書いた本。日本企業の実例が豊富でよくまとまっています。上の本のサイドリーディングとして。
安売りしない会社はどこで努力をしているか?
安売りしない会社はどこで努力をしているか? 村尾 隆介 |
大和書房 2010-09-23
売り上げランキング : 5749
読んでいるときはなかなか面白かったのですが、あまり記憶に残っていないのは何故? (^^; 実例の紹介が中心で、体系化の面で弱かったのかなー。
グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ
グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ デイヴィッド・ミーアマン・スコット ブライアン・ハリガン 糸井重里 |
日経BP社 2011-12-08
売り上げランキング : 327
ライブの録音や交換を認め、ヒットチャートとはほとんど無縁の存在ながらコンサート収益で大成功を納めたグレイトフル・デッド。ディラン・アンド・ザ・デッドを聴いて興味を持ち図書館で借りてみましたが、雑誌のようなページ割りが自分には合わず、ざっと目を通しただけで返却しました (^^;
【経済学史・経済思想史 関係】
経済古典は役に立つ
経済古典は役に立つ (光文社新書) 竹中平蔵 |
光文社 2010-11-17
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根井雅弘 著 『20世紀をつくった経済学―シュンペーター、ハイエク、ケインズ (ちくまプリマー新書)』が面白かったので、もっと経済学の歴史を勉強したいと思って購入。
主に取り上げられているのは、スミス、マルサス、リカード、マルクス、ケインズ、シュムペーター、ハイエク、フリードマンの8人。著者は新自由主義のイメージですが、内容的に偏っている感じもあまりなく、手っ取り早く流れが掴めて良かったです。
いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ―有効需要とイノベーションの経済学
いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ―有効需要とイノベーションの経済学 吉川 洋 |
ダイヤモンド社 2009-02-27
売り上げランキング : 92246
ケインズとシュンペーターの各著作を中心に解説した本。ケインズと言えば『一般理論』ですが、その他の著作の内容も紹介されているのが有難い。これも読みやすいです。
【その他】
社長はなぜ、あなたを幹部にしないのか?―イエスマンこそが会社を救う
社長はなぜ、あなたを幹部にしないのか?―イエスマンこそが会社を救う 小山 昇 |
日経BP社 2011-11
売り上げランキング : 641
刺激的なタイトルですが、内容もなかなかのもの。社長の考えと違うことを一生懸命努力しても評価されないとか、内容の善し悪しよりもすぐやることが大事とか、反論も多そうですが説得力があります。
策謀家チェイニー 副大統領が創った「ブッシュのアメリカ」
策謀家チェイニー 副大統領が創った「ブッシュのアメリカ」 (朝日選書) バートン・ゲルマン 加藤 祐子 |
朝日新聞出版 2010-10-08
売り上げランキング : 291749
ブッシュとチェイニーの関係とか、いかにチェイニーが副大統領の権限を拡大していったかがよく分かります。ただ、いかんせん長い。読んでも読んでも先に進まないので、9.11の辺りでギブアップして図書館に返しました (^^;
忍者武芸帳 影丸伝
忍者武芸帳影丸伝 1 復刻版 (レアミクス コミックス) 白土 三平 |
小学館クリエイティブ 2009-09-01
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子供の頃夢中になって読んだ白土三平の忍者漫画。つげ義春の初期作品を読んでたら懐かしくなって読み直してみましたが、この歳になるとまた別の観点から楽しめていいもんですねー。多少残酷な描写はありますが、白土を読んだことがない方にはお薦めしたいです。
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