Intel X25-M 80GB (SSDSA2MH080G1C1)の残り領域が少なくなってきたので乗り換えました。
Samsung SSD 830 シリーズは昨年11月に海外で発売され、日本では並行輸入品が売られていたようですが、4月からITGマーケティングという国内代理店経由で国内サポート、3年保証が付いたパッケージが売り出されました。
今回購入した MZ-7PC128B/IT は、ベーシックキットといって製品マニュアルとCD(Magician Softwareおよびマニュアル)しか付いてきません。その分価格は抑えられていて、8,800円で購入出来ました。X25-Mは当時25,000円くらいしたと思いますが、SSDも随分安くなりましたねー。
この他にNorton Ghost 15のフルバージョンやケーブル、ブラケット/スペーサー等が付いたノートパソコン用キットやデスクトップパソコン用キットも売られています。ノートパソコン用キットに付いているUSB接続ケーブルは便利そうだったんですが、5,000円くらい高かったので今回は止めておきました。
国内代理店(ITGマーケティング)のパッケージ。3年保証です。
ベーシックキットなので付属品は最低限。SSD本体はヘアライン加工で高級感があります。7mm厚なのは、Ultrabookのような薄型ノートが今後は主流になると考えてだそうです。
【テスト環境】Core i7-2600, ASRock H67DE3, DDR3 4GB×2, Windows 7 SP1 (64bit)
830: SATA 6Gb/s, X25-M: SATA 3Gb/s
参考までにX25-M(下段)と比較してみました。やはり今どきのSSDらしくWrite性能が格段に向上していますねー。
人気のある Crucial m4、Intel 520/330、Plextor M3 Pro/M3 あたりと比べるとマイナーな感じのSamsung 830ですが、一番の特徴はこの中で唯一自社製のコントローラを使っていることでしょう。
ベンチマークの結果も、テストデータがランダムか0Fillかであまり違いがありません。 IntelもX25-Mの頃は自社製コントローラでしたが、 520/330 はSandForce製を使っているので0Fillに比べてランダムが遅くなります。
付属ユーティリティのMagicianは英語版ですが、IntelのSSD Toolboxよりも使いやすく感じます。
OS Optimizationでは、Super Fetch、Defragmentation、Ready Boost、Indexing Service、Power Configurationの有無が切り替えられます。この他にPerformance Optimizationというメニューもありますが、こちらはマニュアルによるとTrimやGarbage Collectionを実行するものなのでWindows 7ではあまり必要無さそうです。
Over Provisioningは、性能低下を防ぎ寿命を伸ばすよう、適切な大きさの未割り当て領域を作ってくれます。Analyseボタンをクリックすると、Size欄がいじれるようになります。
X25-Mから830に変えたことで、Windows エクスペリエンス インデックスのハードディスクのスコアは7.6から最高の7.9に上がりました。Windowsの起動時間はあまり差を感じませんが、ソフトを立ち上げるスピードは速くなったような気がします。
これまでがTrimに対応していない初期型のX25-Mで、使い込むと性能低下が激しかったので、830はしばらく使ってどうなるか楽しみです。
参考リンク:
- PCパーツ最前線: 日本サムスンに聞く「SSDにかけるこだわり」独自3コアのメリットや、テストコマンドまで使ったチューンなど
- 平澤寿康の周辺機器レビュー: Samsung「830」シリーズ ~Samsung独自コントローラ採用の高速SSD
- ASCII.jp: 人気PCパーツ「Samsung SSD 830」の秘密を探る
- ITmedia: 日本で本格展開を開始した「Samsung SSD830」の実力に迫る
- DOS/V POWER REPORT(2012年5月号): 速いSSD、長く付き合えるSSD
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