ドラッカーのマネジメント【エッセンシャル版】を読了

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則 マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則
P・F. ドラッカー 上田 惇生ダイヤモンド社 2001-12-14
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『もしドラ』の元にもなったP.F.ドラッカーの『マネジメント【エッセンシャル版】』を図書館で見つけたので借りてきました。恥ずかしながらドラッカーって当たり前過ぎる気がして、『私の履歴書』くらいしか読んだことが無かったんです。

ボリューム満点の『マネジメント―課題、責任、実践 [上][中][下] 』を、訳者の上田惇生氏がコンパクトにまとめあげたのが本書とのこと。したがって、手軽に読めますが内容は凝縮されていて素晴らしいです。特に感銘を受けた部分を幾つかご紹介します。

組織をして高度の成果をあげさせることが、自由と尊厳を守る唯一の方策である。その組織に成果をあげさせるものがマネジメントであり、マネジャーの力である。成果をあげる責任あるマネジメントこそ全体主義に代わるものであり、われわれを全体主義から守る唯一の手立てである。


企業の目的は、顧客の創造である。したがって、企業は二つの、そして二つだけの基本的な機能を持つ。それがマーケティングとイノベーションである。マーケティングとイノベーションだけが成果をもたらす。


権限と権力は異なる。マネジメントはもともと権力を持たない。責任を持つだけである。その責任を果たすために権限を必要とし、現実に権限を持つ。それ以上の何ものも持たない。


企業活動からリスクをなくそうとしても無駄である。現在の資源を未来の期待に投入することには、必然的にリスクが伴う。まさに経済的な進歩とは、リスクを負う能力の増大であると定義できる。リスクをなくす試みはもちろんのこと、リスクを最小化する試みさえ、リスクを非合理的で避けるべきものとする考えが底にある。だがそのような試みは、最大のリスクすなわち硬直化のリスクを冒しているといわざるをえない。

原著が執筆されたのは70年代だというのだから、現代にも通じる企業や組織についての深い洞察には驚嘆するばかり。よくまとまっているのでチェックリストとしても使えそう。手元に置いておきたくなり、結局購入してしまいました(笑)

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ピーター F ドラッカー 牧野 洋日本経済新聞出版社 2009-07-01
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晩年、日経新聞に連載された『私の履歴書』をまとめた本です。バックグラウンドを知っていると、より興味を持ってドラッカーの著作が読めると思います。併せてお薦めします!

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